10月も下旬に入り、朝晩の空気がひんやりと感じられるようになりました。今年は猛暑の影響で、木々の葉が色づく間もなく枯れてしまう姿も見られ、少し切ない秋の訪れとなりました。
それでも、子どもたちは元気いっぱい!
今週は手指の力や感覚を育てる【セラピーパテ】を使用した感触遊びを実施しました。
セラピーパテとは?
粘土のような柔らかい素材でできたリハビリ用のパテで、色によって硬さが異なり、子どもたちの発達段階や目的に合わせて使い分けることができます。
手指の筋力・巧緻性の向上や集中力・情緒の安定、感覚統合を促すことをねらいとして、書字動作や服のボタンを留めるといった日常生活動作の向上が期待できると言われています。
今回は、柔らかいものから黄色→赤→緑の三色を使用しました。
始めは「なんかいつもの粘土より固い!」と言っていたお子さんも、丸めたり伸ばしたりと形を変えていくにつれて固さにも慣れ、机の横幅いっぱいにビヨーンと粘土を引きのばして楽しむ姿が見られました♪
セラピーパテをねじって模様を作ったり、数字の9を形作って遊んだり、セラピーパテをお互いに交換して感触の違いを楽しむお子さんなど、夢中になって取り組む姿を見て個々の発想力・表現力の豊かさに驚きました。
今後も感覚統合を促す遊びを取り入れた支援を提供していきたいと思います。
