今週ご紹介するのは、普段の施設遊びの中で取り入れている療育、「意味のある漢字カード」をご紹介します。こちらは専門作業療法士、鴨下賢一先生監修の漢字カードで、漢字の読みと意味理解の力を育てることが目的です。
数人のお子様に声がけし「さあ、勉強するよ〜」と言うと「ええ〜!」という反応をはじめはするものの、カードを並べるとみんな興味をもって取り組んでくれます。
はじめはどこまでの漢字が読めるのか?という把握をするために、読めなくても間違っても、すぐに正解を教えてドンドンめくっていき、読めない漢字だけを残して、また間違ったらすぐに正解を教え…と繰り返し・スピーディーにやることで失敗に落ち込む時間もなく、最終的に全問正解となるので、とても楽しく達成や成功体験ができます。
次の段階では、その漢字の意味について質問し、どこまでの理解しているか、意味を言語化できるのかなどの把握をします。
そこで、スタッフが例え話をしたり、噛み砕いて話をすることによって、一つのテーマで掘り下げていろいろな話をお子様とできるので、話題の幅の広がりや、内容の深まりもありとても効果的です。
カードが無くなって終わったあとはお子様も適度な疲労感、そして達成感があり、最後に「またやろうね!」と言ってくれるのがほとんどです。繰り返しやることによって漢字の理解度が増すことが期待されます。
