施設名:輝HIKARIみらい
実施日:1月15日(金)~現在
内容:カードゲーム「虹色のへび」を導入

新年1月から輝HIKARIみらいでは、お子さんたちの発達に合わせてみんなで楽しめて、コミュニケーションがとれる「アナログゲーム療育」を支援の中に少しずつ取り入れてみました。

アナログゲームとは、デジタルではないカードゲームやボードゲームのことです。今回は第1弾として「虹色のへび」というカードゲームを導入しました。1ゲーム10~15分程度で終わります。

① 経緯とねらい
このカードゲームを導入したねらいは以下の通りです。
・お子さんの得意とするところや苦手なことを確認すること
・順番を守ること
・色と形の組み合わせを考えること
・空間認識能力や記憶力・集中力の向上
・一発逆転要素もあり、誰もが成功体験できる

実際には、療育系YouTubeを中心に専門家(※)からの高い評価や多くの支持を受け、輝HIKARIみらいでも導入するに至りました。

※ 専門家:アナログゲーム療育の提唱者である松本太一氏のYouTubeチャンネルでも紹介されました。松本太一氏は東京学芸大学大学院教育学研究科障害児教育専攻を修了し、自閉症児療育の「太田ステージ」開発者である太田昌孝の指導のもとで実践研究を行い、卒業後、就労支援や放デイでの勤務を経て、現在は独立して放課後デイサービスなどで活躍されています。

② ルール
・カードを裏側にして扇状に配置(山積みでも可)します。
・順番は一番年下プレイヤーから初めて、そこから時計回りにカードを引いて行きます。
・1人ずつカードを引いて表側をテーブル上に置きます(カードの向きや置く場所は自由)。
・カードはへびの「胴体」「しっぽ」「頭」3種類あり、赤、青、黄色、緑、オレンジ、紫、虹色といった色のバリエーションもあります。
・それぞれ同じ色の「胴体と胴体」「胴体と頭」「胴体としっぽ」等がつながるように、カードを配置します。
・引いたカードがどこにも繋がらない場合は、もう一匹のへびを作るため、単独で配置します。
・以上のようにプレイしていると、胴体が長い蛇が何匹か出来上がります。
・最後にしっぽもしくは頭のカードを引いて、へびを完成させた人が、その完成させたへびのカードをすべてもらうことができます。
・ちなみに赤、青などの単色の他に虹色の頭やしっぽがありますが、これはどの色でも胴体につなげることができるオールマイティなカードです。
・最終的に手持ちのカード枚数が多い人が勝ちとなります。

③ 実際にカードゲームをプレイしてみて
お子さんたちは、初めて見るカードゲームに、「やってみたい」「どうやって遊ぶの?」と興味津々な様子でした。

ゲームが始まると、早くカードを引きたくてソワソワしながら順番を待つお子さんや、「ここに合わせられるよ」とアドバイスをするお子さん、へびが完成したお友達へ「おめでとう」と声をかけるお子さんの姿も見られました。
なかなかカードが揃わないお子さんもいましたが、最後に長いへびを完成させて一発逆転で勝つことが出来、成功体験に繋がりました。

お友達同士の関わりが広がったことや、ルールに則って自分で気持ちをコントロールしようとする場面も多く見られ、人気のカードゲームとなりました。

今後も輝HIKARIみらいでは、アナログゲームを用いて試して行きますが、療育ツールを中心にした支援ではなく、あくまでもお子さんそれぞれの発達に合わせた支援を提供し、療育ツールを効果的に活用し、お子さんに、ルールを守りながら集団での生活を楽しめるソーシャルスキルを身につけていただきたいと考えています。