施設名:輝HIKARIみらい
実施日:1月~現在
内容:すごろくゲーム「雲の上のユニコーン」を導入
アナログゲーム療育(*¹)第2弾は「雲の上のユニコーン」という、すごろくゲームです。1ゲーム10~15分程度で終わります。
*¹アナログゲーム…デジタルではないカードやボードゲームなどのテーブルゲームのことです。
① ねらい
・自分のコマをひとマスずつ数えながら進められるか(微細運動や数のカウントができるか)
・コマを正順で進められるか(コマを逆に進めることがある)
・友達との順番を守れるか
・報酬にもらえる宝石(クリスタル)を友だちにプレゼントする指示があったときに、それができるか。
・クリスタルの数を数えられるか
・勝った友達におめでとうが言えるか
今回も同じ専門家からのおすすめゲームです。詳細は以前のブログを御覧ください。
②概要と勝利条件
・参加人数:2〜4人
・勝利条件:誰か1人が先にゴールした時、クリスタルを多く持っていた人が勝ち。
※ルールの詳細は下部④に記載します。
③実際に取り組んだ様子
お子さんたちは「これ綺麗!」「勝ったらこれ貰えるの?」とキラキラ輝くクリスタルに目を輝かせながら、とても意欲的に取り組んでいました。(クリスタルはゲーム終了後ちゃんと回収します)
やっとの思いで獲得したクリスタルも、プレゼントの絵のマスに止まると友達に渡さなければなりません。渡したくない気持ちと葛藤しながらも、自分で気持ちを切り替えてクリスタルを差し出すお子さんの姿が見られたり、一番にゴール出来ず崩れてしまったお子さんもいましたが、たくさん集めたクリスタルの数で逆転優勝をして大喜びするといった場面もありました。
普段はすごろくなど、みんなでやるゲームに興味がないお子さんもクリスタル欲しさに参加しました。
ゲームを通じて「はい、プレゼント!」「ありがとう」といった自然なやりとりが見られたり、「次は〇〇ちゃんだよ」とルール理解の早いお子さんが他のお子さんに優しく声をかけてゲームの進行をリードするなどの他者意識も生まれ、年齢の異なるお子さん同士でも楽しめるゲームとなりました。
④ルールの詳細
・ゴールに4つのクリスタルを置きます。
・順番を決め、1人ずつサイコロを振り、出た目の数だけユニコーンを進め、止まったマスの指示に従います。マフィンの絵の目が出たら、ユニコーンが大好物のためむしゃむしゃと食べてしまうということで1歩も進めません(可愛い設定ですね)。
・虹がかかったマス:虹の行く先の雲まで移動する。
・ピンクの箱のマス:ピンクのサイコロを振り、出た目の数だけクリスタルが貰える。
・プレゼントのマス:自分が獲得したクリスタルを1つ誰かにあげる。
・誰かがゴールに到達した時点でゲームは終了となり、一番最初にゴールに到達したプレイヤーが4つのクリスタルをもらうことが出来ます。
・ゲームボードを裏返し、それぞれが獲得したクリスタルの数を確認し、一番多く集めたプレイヤーが勝者となります。